Ruby Prize2015 候補者の発表

Ruby Prizeの候補者推薦にあたって、多くの方にご協力をいただきありがとうございました。

この候補者の中から、実行委員会の選考を経てノミネート対象者を決定します。

ノミネート対象者は、2015年11月12日、13日に島根県松江市で開催される「RubyWorld Conference 2015」にご招待し表彰します。
 ※Ruby Prize 2015受賞者には副賞100万円が、その他のノミネート対象者には副賞10万円が贈られます。
 ※ノミネートの発表は近日中にRubyアソシエーションのWebサイトを通じて発表します。

Ruby Prize 候補者(敬称略)

※推薦理由の記載内容はPrize会員及び一般から推薦いただいた内容を基に記載しています。
※プロフィール写真はGithubに掲載されているデータからリンクしています。
※下記の候補からノミネート対象者(Ruby Prize 2015受賞者1名及びその他若干名)を選定します。

Adam Beynon 1

RubyをJavaScriptにコンパイルするOpal の開発。

http://opalrb.org

Benoit Daloze  2

Benoit 氏は RubySpec プロジェクト終了後の活動を引き継ぎ、CRuby とその他の実装(Opal や JRuby) でテストスイートを全て動く状態までコードを修正しました。この活動により、Rubyが他の実装との互換性を確保、かつ継続的にテスト可能になりました。この業績は Ruby Prize に値する。

https://github.com/ruby/rubyspec 

Rafael Mendonça

3

Railsでのパッチモンスター。

http://contributors.rubyonrails.org/

Tom Stuart  4

ここ数年のRubyカンファレンスで素晴らしい講演を行っている。Rubyの背景にあるコンピュータサイエンスや数学などを創造的で面白く伝えています。またRubyを使って言語がどのように動くかを説明したアンダスタンディングコンピューテションの著者。

http://www.oreilly.co.jp/books/9784873116976/
http://confreaks.tv/presenters/tom-stuart
http://codon.com/about 

yui-knk(金子雄一郎) 5 

Rails Guideの翻訳チームでの活動を通して、原文の間違いを積極的にアップストリームに報告、修正を行うことで、コミュニティに大きな貢献をしています。その結果として、Railsのドキュメントのコミット権を取得したことはRubyPrizeに相応わしい。

https://github.com/yui-knk
http://contributors.rubyonrails.org/contributors/yui-knk/commits

山本三七男 6 

mrubyのコミュニティー活動やmrubyボードの開発を行っている。 mrubyボードは様々なシールドの開発が山本さんによって計画されいるので今後に期待。

https://github.com/tarosay/Wakayama-mruby-board 

安川要平
8

Rails TutorialやRails Guidesを精力的に翻訳してRuby on Railsの習熟における敷居を下げた。翻訳方法を公開する事でRubyに限らない他の翻訳作業における敷居までも下げた事。

http://railstutorial.jp
http://railsguides.jp/
https://speakerdeck.com/yasulab/railsgaidowozhi-eruji-shu-30fen-ban 

高尾 宏治 15

プログラミング教育の必要性について議論が盛り上がる中、高尾氏がRubyで開発された「スモウルビー」が若年層のプログラミング体験を容易にすることで、プログラミング人材の育成に寄与すると考えられ、ひいてはRubyの普及に貢献されるものと思う。

http://smalruby.jp/
https://github.com/smalruby
http://www.ruby.or.jp/ja/news/20140404.html

松田 明  15

RubyKaigi 2015 チーフオーガナイザーとして大きく貢献しているため。

http://rubykaigi.org/2015/team 

松本亮介 15

松本氏は昨年度のRubyPrizeファイナルノミネート後も精力的に mruby 組み込みの Web サーバーの開発を続けてます。今年はさらに HTTP/2 サーバーである h2o に mruby handler を組み込むなど、RubyPrize にふさわしい。

https://github.com/matsumoto-r/ngx_mruby
https://github.com/matsumoto-r/mod_mruby
https://github.com/h2o/h2o

西田直樹  15

Nyaplot, Mikonの開発により、科学技術分野でのRubyの発展の可能性を開いたこと。国際プロジェクトであるSciRubyの開発に積極的に参加したこと。

https://gist.github.com/domitry/6fd0d418fb09744793ba
https://github.com/domitry/nyaplot
https://github.com/domitry/mikon

田中和明  15

IoT時代におけるRubyの可能性を大きく拡げる軽量Ruby(mruby)の発展、普及に多大なる貢献をされている。

http://swest.toppers.jp/SWEST15/data/s2c_proceeding.pdf



Ruby Prize実行委員

Matz
2_1
井上 浩
2-2
笹田 耕一
2-3
前田 修吾
2-4
高橋 征義
2-5
角谷 信太郎
2-6
藤原 亮彦
 (松江市役所) 



ご協力いただいたPrize会員(敬称略)

※ 候補者の推薦にご協力いただいたPrize会員のうち、お名前の公開のご了解をいただいた方々を紹介します。
※ なお、いただいた推薦内容は非公開です。

柴田博志
1 
nagachika
1 
辻本和樹
1
Akira Matsuda
1
中田伸悦
1
usa
1
Sho Hashimoto
1
 


Ruby Prizeに関するお問い合わせはrubyprize(at)ruby.or.jpまで。