Ruby Business Users Conference 2017 開催報告

2017年2月23日(木)にRuby Business Users Conference 2017を開催しました。

ruby business users conf


日時:2017年2月23日(木)
会場:東京都渋谷区神南1-12-13 シダックスカルチャービレッジ
参加者:約90名
主催:Rubyアソシエーション

今年も昨年と同様のシダックスホールにて開催いたしました。

Ruby Business Users Conferenceも2017年度で3回目となり参加者内での知名度も少し向上してきている気がします。

主催者講演 まつもとゆきひろ

Rubyアソシエーション理事長まつもとゆきひろによる主催者講演。
コンピューティングの進化について説明し、それに対応しながらRubyも成長していく必要があるという。
具体的な話として、次世代バージョンのRubyに向けたRuby開発コミュニティーの取り組みを紹介。

まつもとゆきひろ

森 雅智さん

TechRachoというITエンジニアのBlog執筆の取り組みについて紹介。
いまではエンジニアブログで情報を発信していくことは、多くの企業で取り組んでいますが、
森さんの会社では5年前から継続してBlogに力を入れているようです。その取り組みにおける効果を語ってくれました。
実際にTechRachoを見たことがあるという人に挙手してもらったところ、1/3くらいの人が知っていました。

mori

安川要平さん

安川さんは、CoderDojo Japanでの取り組みについて説明してくれました。
 Rails+CMSを導入することによって各地のDojoが自由にコンテンツを編集できるようになりました。

 yohei yasukawa


基調講演 村田賢太さん

今年の基調講演はRubyによるデータサイエンスの環境整備に取り組む村田さんによるプレゼンテーション。
現状Rubyでのデータサイエンスは難しいと言う村田さん。自身が現在取り組むプロジェクトについての説明とRubyでのデータサイエンスの今後の展望を語る。

murata kenta

川崎 禎紀さん

WantedlyのCTOである川崎さん。Rubyを採用した理由から、Wantedlyが広く使われるようになった現在のシステムを支えるアーキテクチャーを紹介。
名刺をスキャンすると一瞬でデータを取り込むことができる(これはRubyではないですけどね。)新しいサービスも披露。
WantedlyはビジネスのSNSプラットフォームとなることを目指しているそうです。

 kawasaki

木村 圭宏

プログラミングブートキャンプを運営するDive into Codeの木村さん。
Dive into CodeがどのようにしてWebエンジニアとして踏み出せる機会を提供できるのかという内容でプレゼン。

kimura

Ruby Business Users Conference 2017 総まとめ

Ruby Business Users ConferenceはRubyの利用を検討している方々に対して成功しているケーススタディーを紹介するセミナーその始まりとなっています。
そのため、講演者や参加者も、エンジニアだけではなくビジネス担当者など様々な背景のある方々に参加していただきました。

2018年度もRubyを使った参考になる事例を届けていくためにRuby Business Users Conference 2018の開催を企画したいと思います。