Rubyで音響プログラミングに挑戦したい


まつもとありがとうございます。近永さんご自身は「ruby−trunk−changes」以外に何か新しいこと始めようとか、何かこんなことをしたということがありますか?

近永氏昔から、Rubyで「音響プログラミング」をやりたいと思っていてですね。

まつもと音響ですか。

近永氏はい。「Core Audio」というAppleのフレームワークがあるんですが、その拡張ライブラリをつくったりしていました。最近は全然メンテナンスができていないので、時間ができたら音響関係のプログラミングをRubyからできるようにするという活動を再開したいと思っています。

まつもと確か、「ChucK」というオーディオプログラミング言語がありますよね。

近永氏ありますね。何年か前のRuby Kaigiで、「ChucK」のような非同期なアクションタスクを制御する機能をつくったという発表があったと思うんですけども、たしか僕が行けなかった年だと思うので2011年かな、多分。
そういう処理もリアルタイム性が問われるので、Rubyが使えるようにできるといいなと思っています。

まつもとそうですね。音響関係はRubyはそんなに強くないですよね。

近永氏「Python」が比較的強いというか、ライブラリが多くて・・・

まつもと負けてられない(笑)。

近永氏はい(笑)。なので僕もやっぱりRubyでやりたいなと思っているので、その辺のライブラリをつくっていきたいと思っています。