新規にRubyコミュニティ活動に参加した人を正当に評価し、Rubyの普及と利用促進を図るため、2013年に「Ruby Prize」と称するRubyコミュニティの「新人賞」を創設しました。
今年度も引き続き、Rubyアソシエーション、日本Rubyの会、松江市の3者によるRuby Prize実行委員会が「Ruby Prize2015」を開催します。
Ruby Prize受賞者及び最終ノミネート者(1〜2名)(以下「ノミネート対象者」)は、2015年11月12(木)・13日(金)に島根県松江市で開催する「RubyWorld Conference2015」に招待して表彰します。
なお、RubyPrizeの受賞者には副賞として100万円が授与されます。
ノミネート対象者は、
1)実行委員会が依頼する「Prize会員」からの推薦
2)一般の方からの推薦(http://goo.gl/forms/LnxZ4FDaVE)
※推薦期限 2015年8月9日(日)24時
により募集し、最終的に実行委員会の選考を経て決定します。詳しくは下記をご覧ください。
Rubyはオープンソース・ソフトウェアとして世界中で使われるようになりましたが、ここまで発展してきたのはRubyを開発する人、Rubyを使う人、またRubyを広める人などから構成される「コミュニティ」の存在が欠かせません。志を同じくするものの集まりであるこのコミュニティはオープンソース・ソフトウェアが成長するために不可欠な存在です。
このオープンソース・コミュニュティというものは非常に興味深い存在です。コミュニティは誰に参加を強制されるわけでもない、自発的な個人(たまに組織)の集まりであり、ゆるやかな繋がりによって成り立っています。このようなコミュニティの求心力は、中心となるオープンソースソフトウェアの魅力によってもたらされており、またオープンソースソフトウェアの魅力がコミュニティ活動によって強化されるという相互依存のような関係が存在しています。
このようなコミュニティを維持するためには、新陳代謝、すなわちモチベーションの高い新規参加者の存在が欠かせません。
RubyPrizeは、そのような新規参加者を称えるためのRubyコミュニティの「新人賞」です。RubyPrizeは、直近2、3年に顕著な活動実績や功績を有する「個人」を表彰するものです。
受賞者の選考は、本賞のために組織したRubyPrize会員からの推薦と、一般からの投票によって行います。表彰はRubyWorld Conference 2015の会場で行います。また、受賞者には副賞として、RubyPrizeスポンサーとしてご協力いただく松江市から賞金が授与されます。
Rubyコミュニティの発展と、頑張った人が報われる環境の育成のため、RubyPrizeをよろしくお願いします。
Ruby Prize 実行委員長 まつもと ゆきひろ
・推薦対象の基本的なイメージは開催趣意書のとおりです。
・推薦対象は、直近2、3年に顕著な活動実績や功績を有する個人のみとし、法人やグループは対象としません。
※推薦者1人につき複数名の推薦を可能とします。
※なお、受賞者 Ruby Prize 2013(近永智之氏) 及び2014(柴田博志氏)については対象外とします。
・Prize会員及び一般の方による推薦を受け付けます。
※Prize会員について
下記の方にPrize会員への就任及び推薦を依頼します。
・Rubyアソシエーション評議員、理事
・日本Rubyの会理事、監事
・CRubyコミッタ
・RubyWorld Conferenceに登壇された招待講演者
一般財団法人Rubyアソシエーション
一般社団法人日本Rubyの会
松江市
まつもとゆきひろ(Rubyアソシエーション理事長)
井 上 浩 (Rubyアソシエーション副理事長)
笹 田 耕 一 (Rubyアソシエーション理事)
前 田 修 吾 (Rubyアソシエーション事務局長)
高 橋 征 義 (日本Rubyの会代表理事)
角 谷 信太郎 (日本Rubyの会理事)
藤 原 亮 彦 (松江市産業観光部次長)
松江市 産業観光部 まつえ産業支援センター内