Rubyコミュニティの「新人賞」Ruby Prize

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RubyPrize2014 受賞者インタビュー、2014 Prize Winner Interview
  • 柴田 博志/Hiroshi Shibata
  • Pat Shaughnessy
  • 松本 亮介/Ryosuke Matsumoto

好きなことを続ける

まつもと そうですね、じゃあ、Ruby Prizeは新人賞なので、後進がね、またRuby Prizeを目指されるような方が出てくるといいと思うんですけども、何か一言とかありますか?
まぁ別に何をしたからRuby Prizeを貰えるってものでもないんですけど。

柴田氏 そうですね。昨年の近永さん(※Ruby Prize 2013受賞者。その際のインタビューはこちら)とかも恐らく同じだとは思いますが、狙ってやるものではないかなぁと思います。

まつもと そうですね。

柴田氏 淡々と。まつもとさんも基調講演でお話しされてたように、何か好きなことをひたすら続けてて、そういうグラントであるとかプライズのような、褒めてもらえるような場のときに、淡々とずっと自分が続けてたことをそのまま淡々と応募するみたいな形がいいのかなと思います。
例えばライブラリをつくることが好きなら、とにかくライブラリをつくるとか、Zachary Scott氏(※Ruby Prize 2013 最終ノミネート者。その際のインタビューはこちら)のように、ドキュメンテーションの整備をずっと続けていて応募するとか、僕みたいに色々なマシンを用意してコミッターにビルド壊れてますってツイッターで言い続けるみたいな(笑)、まぁそういうのが楽しいからずっと続けているのですが、そこで応募するみたいな形ですね。何かそういうのがいいのかなと思います。狙ってやるとなるとなかなか続かない。

まつもと まぁ確かにそうかもね。

柴田氏 そういった取り組みが、1年とか半年とかだと。

まつもと そうですね。まぁ長いスパンのものじゃないと評価しがたいですしね。

柴田氏 そうですね。

まつもと はい、わかりました。じゃあ、ありがとうございます。ぜひ、奥様にもよろしくお伝えください。

柴田氏 ありがとうございます。

まつもと じゃあ、以上でインタビューを終わりたいと思います。ありがとうございました。